脳の罠

確かに左にパソコンを置いて8年。

でも、一番長い人は10年。

 

主治医が言いました。

 

「病気はなる人、ならない人います。同じ環境にしても、風邪になる人、ならない人、インフルエンザになる人、ならない人それぞれです」

 

「そもそも、ジストニア自体は、詳しい原因は解明されていません」

そう続けました。

 

私は納得しました。

脳は罠にはまりやすいのです。

 

 

●参考文献:『脳はいかに治癒をもたらすか』ノーマン・ドイジ著,高橋洋訳,(2016)

「やがて、局所性ジストニアと呼ばれる症状に見舞われる。私たちは劇的なものではないにしろ、その種の『脳の罠』にはまりやすい。たとえば、コンピューターの前にすわっていると、キーボードをタイプするときに無意識に肩を持ち上げる。しばらくすると、必要もないのに肩が上がっているのに気づくはずだ。それから首に痛みが生じる。」